AGA(男性型脱毛症)治療
薄毛・抜け毛が気になり始めた方へ
国内で承認されたAGA治療薬を使用し、ガイドラインに沿った治療をご提案します。
「最近、抜け毛が増えてきた」
「生え際が少しずつ後退してきた」
「頭頂部の地肌が目立つようになってきた」
このような変化は、AGA(男性型脱毛症)の可能性があります。
AGAは徐々に進行する脱毛症です。そのため、気になり始めた段階で適切に診断し、必要に応じて治療を開始することが大切です。
当院では、単にAGA治療薬を処方するのではなく、医師が頭皮・毛髪の状態を診察し、AGA以外の脱毛症の可能性も確認したうえで治療をご提案します。
AGA(男性型脱毛症)とは
AGA(Androgenetic Alopecia:男性型脱毛症)は、男性ホルモンや遺伝的な要因などが関係して生じる脱毛症です。
主に、
- 生え際が徐々に後退する
- 額の左右から薄くなる(M字型)
- 頭頂部が薄くなる
- 毛が以前より細く、短くなる
といった変化がみられます。
AGAでは、男性ホルモンの一種であるテストステロンから作られるDHT(ジヒドロテストステロン)が毛髪の成長期を短くすることが、薄毛の進行に関係しています。
毛髪が十分に太く長く成長する前に抜ける状態が繰り返されることで、徐々に細く短い毛が増え、薄毛が目立つようになります。
こんな変化はありませんか? ― AGAセルフチェック
次のような変化がある場合は、AGAの可能性があります。
- 以前より抜け毛が増えてきた
- 生え際が少しずつ後退している
- 額の左右(M字部分)が薄くなってきた
- 頭頂部の地肌が目立つようになった
- 髪の毛が以前より細く、コシがなくなった
- 短く細い毛が増えてきた
- 家族・親族に薄毛の方がいる
当てはまる項目があっても、必ずAGAとは限りません。
脱毛にはさまざまな原因がありますので、気になる変化がある場合はご相談ください。
AGAは早めの治療が大切です
AGAは進行性の脱毛症です。
治療によりAGAの進行を抑えるとともに、短くなっていた毛髪の成長期を改善し、細く短くなった毛をより太く長く成長させることで、毛髪の維持・改善を目指します。
治療を開始してもすぐに変化が現れるわけではありません。効果には個人差があり、通常は6か月程度を目安に治療効果を評価します。
治療によって改善・維持されていても、治療を中止すると再びAGAが進行する可能性があります。
当院のAGA診療の特徴
医師が診察し、AGAかどうかを確認します
薄毛や抜け毛の原因はAGAだけではありません。
円形脱毛症、休止期脱毛症、頭皮の炎症に伴う脱毛、瘢痕性脱毛症など、AGAとは治療方法が異なる脱毛症もあります。
当院では脱毛の経過や頭皮・毛髪の状態を確認し、AGAとして治療してよい状態かを診察したうえで治療を開始します。
必要に応じて治療開始時の状態を写真で記録し、その後の変化を比較します。
日本皮膚科学会のガイドラインに沿った治療を行います
日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」では、男性AGAに対して、
| 治療 | 推奨度 |
|---|---|
| フィナステリド内服 | A(行うよう強く勧める) |
| デュタステリド内服 | A(行うよう強く勧める) |
| ミノキシジル外用 | A(行うよう強く勧める) |
とされています。
当院では、これらの医学的根拠が確立された治療を基本としてAGA治療をご提案します。
一方、AGA治療目的のミノキシジル内服は国内未承認であり、同ガイドラインでも推奨度D(行うべきではない)とされています。そのため、当院ではミノキシジル内服は行っておりません。
日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
国内で承認されたAGA治療薬を使用します
AGA診療では、海外から輸入された国内未承認薬や、AGA治療として国内では承認されていない内服薬が使用される場合もあります。
当院では、安心して長く治療を継続していただけることを重視し、国内で男性AGAに対して承認され、国内の正規流通経路を通じて供給される医薬品のみを使用しています。
内服治療には、
フィナステリド1mg
デュタステリド0.5mg ZA
を使用します。
いずれも男性AGAに対して国内で承認されている治療薬です。例えばデュタステリド0.5mg ZAは、PMDAの患者向医薬品ガイドでも「男性における男性型脱毛症」を対象とする治療薬として確認できます。
AGA治療には、作用の異なる治療があります
AGA治療では、AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を抑えて毛周期を改善する内服治療と、毛包に作用して発毛を促す外用治療があります。
それぞれ作用する仕組みが異なるため、AGAの状態やご希望に応じて単独または組み合わせて治療を行います。
1.AGAの進行を抑え、毛髪の改善を目指す内服治療
フィナステリド・デュタステリドは、AGAの原因となるDHTの産生を抑えることで、短くなっていた毛髪の成長期を改善します。
これにより抜け毛を減らすだけでなく、細く短くなっていた毛がより太く長く成長し、毛髪数や毛髪の太さが改善することが期待できます。
効果には個人差がありますが、治療を継続することでAGAの進行を抑えながら、毛髪の維持・改善を目指します。
フィナステリド
フィナステリドは、5α還元酵素Ⅱ型を阻害し、AGAの進行に関係するDHTの産生を抑える内服薬です。
AGA治療における標準的な治療薬の一つで、1日1回服用します。
デュタステリド
デュタステリドは、5α還元酵素Ⅰ型・Ⅱ型の両方を阻害し、DHTの産生をより広く抑える内服薬です。
フィナステリドを使用してからでなければ開始できない薬ではなく、AGAの状態や治療に対するご希望などを踏まえ、初めからデュタステリドを選択することも可能です。
| フィナステリド | デュタステリド | |
|---|---|---|
| 主な作用 | 5α還元酵素Ⅱ型を阻害 | 5α還元酵素Ⅰ型・Ⅱ型を阻害 |
| 服用方法 | 1日1回 | 1日1回 |
| 国内AGA承認 | あり | あり |
| ガイドライン推奨度 | A | A |
どちらが適しているかは、AGAの進行状態や年齢、治療に対するご希望、副作用への考え方などを踏まえてご相談します。
2.発毛を促す外用治療
ミノキシジル外用
ミノキシジルは頭皮に直接塗布し、毛包に作用することで毛髪の成長を促す外用薬です。
男性AGAでは5%ミノキシジル外用が推奨されており、日本皮膚科学会のガイドラインでも推奨度Aとされています。
フィナステリド・デュタステリドとは作用する仕組みが異なるため、内服治療と組み合わせて使用することもできます。
特に、AGAの進行を抑えるだけでなく発毛も積極的に目指したい方や、内服治療だけでは改善が十分でない方などでは、ミノキシジル外用の併用を検討します。
治療開始後に一時的に抜け毛が増えることがあります
特にミノキシジル外用を開始した後、一時的に抜け毛が増えたように感じることがあります。
毛周期の変化に伴ってみられることがありますが、抜け毛が非常に多い場合や長く続く場合には、AGA以外の脱毛症が隠れていないかも含めて診察します。
自己判断で治療を中止せず、気になる場合はご相談ください。
治療の流れ
-
1.初診
脱毛が始まった時期や進行の程度、家族歴、既往歴、現在服用している薬、妊娠を希望されているかなどを確認します。
頭皮・毛髪の状態を診察し、AGAと考えられる場合には治療方法についてご説明します。
必要に応じて治療前の状態を写真で記録します。
-
2.治療開始
フィナステリドまたはデュタステリドを選択し、初回は原則として1か月分を処方します。
必要に応じてミノキシジル外用を併用します。
-
3.初回再診
服用開始後の体調や副作用の有無、治療を継続できているかなどを確認します。
問題なく継続できる場合には、その後は原則として3か月分ずつ処方します。
-
4.効果判定
治療開始から約6か月を目安に、頭皮・毛髪の状態や写真を比較して治療効果を評価します。
AGAは長期的に進行を抑えることが重要なため、その後も定期的に状態を確認しながら治療を継続します。
治療費
AGA治療は健康保険が適用されない自由診療です。
| 内容 | 費用(税込) |
|---|---|
| 初診料 | 1,100円 |
| フィナステリド1mg 28日分 | 5,500円 |
| デュタステリド0.5mg ZA 30日分 | 6,600円 |
| ミノキシジル5%外用 | 7,000円/本 |
| 再診料 | 薬剤費に含む |
初回の内服薬は原則として1か月分を処方します。
副作用等に問題なく継続できる場合には、2回目以降は3か月分の処方が可能です。
副作用・治療上の注意
フィナステリド・デュタステリド
フィナステリド・デュタステリドでは、性欲の低下、勃起機能の低下、射精に関する症状、精液量の減少、乳房の張り・痛み、肝機能障害などが報告されています。
体調の変化や気になる症状がある場合には、自己判断で服用量を変更せずご相談ください。
妊娠・妊活について
フィナステリド・デュタステリドは男性AGAに使用する薬剤です。
妊娠中または妊娠している可能性のある女性は服用できません。特に男子胎児の生殖器の発達に影響するおそれがあるため、女性や小児が破損した錠剤・カプセルの内容物に触れないよう注意が必要です。
また、精液量、精子数、精子運動性などに影響する可能性があります。
妊娠を希望している方、不妊治療中の方、生殖機能への影響が心配な方は、治療開始前に医師へご相談ください。
PSA検査について
フィナステリド・デュタステリドは、前立腺がん検診などで測定するPSA(前立腺特異抗原)の値を低下させることがあります。
健康診断、人間ドック、泌尿器科などでPSA検査を受ける場合には、AGA治療薬を服用していることを必ず医師へお伝えください。日本皮膚科学会も、これらの薬剤によりPSA値が低下するため注意が必要としています。
献血について
フィナステリド服用中および服用中止後1か月間、デュタステリド服用中および服用中止後6か月間は献血できません。
ミノキシジル外用
ミノキシジル外用では、頭皮のかゆみ、赤み、刺激感、皮膚炎、フケなどがみられることがあります。
また、頭痛、めまい、動悸、むくみなどの症状がみられることがあります。
頭皮に傷や湿疹、強い炎症などがある場合は使用できないことがあります。使用中に気になる症状がある場合にはご相談ください。
よくあるご質問
フィナステリドとデュタステリドはどちらを選べばよいですか?
どちらも男性AGAに対して国内で承認され、日本皮膚科学会のガイドラインで推奨度Aとされている治療薬です。
フィナステリドは5α還元酵素Ⅱ型を、デュタステリドはⅠ型・Ⅱ型の両方を阻害します。
必ずフィナステリドから開始する必要はありません。AGAの状態や治療に対するご希望などを踏まえ、デュタステリドから治療を開始することもできます。
ジェネリック医薬品でも大丈夫ですか?
当院では、国内で承認されたジェネリック医薬品を使用しています。
ジェネリック医薬品は、有効成分や有効成分量が先発医薬品と同じで、品質や生物学的同等性などについて国の審査を受けて承認された医薬品です。
当院では、国内の正規流通経路から仕入れた医薬品を使用しています。
治療前に血液検査は必要ですか?
すべての方に一律で血液検査を行うわけではありません。
既往歴、服用中のお薬、診察所見などから必要と判断した場合には、血液検査をご提案することがあります。
飲み薬だけでも治療できますか?
可能です。
フィナステリド・デュタステリドは、AGAの原因となるDHTの産生を抑え、毛周期を改善することで、AGAの進行抑制だけでなく、毛髪数や毛髪の太さの改善も期待できる治療薬です。
さらに積極的な発毛を目指す場合には、作用の異なるミノキシジル外用を組み合わせることもできます。
どのくらいで効果が分かりますか?
効果には個人差があります。
治療開始後すぐに判断するのではなく、原則として6か月程度治療を継続して評価します。
治療を中止するとどうなりますか?
AGAは進行性のため、治療によって維持・改善していても、治療を中止すると再び薄毛が進行する可能性があります。
ミノキシジルの飲み薬は処方していますか?
当院では処方していません。
AGA治療を目的としたミノキシジル内服は国内未承認であり、日本皮膚科学会のガイドラインでも推奨度D(行うべきではない)とされています。
当院では、フィナステリド・デュタステリドによる国内承認の内服治療と、ミノキシジル外用を基本としてAGA治療をご提案します。
他のAGAクリニックですでに治療中ですが相談できますか?
可能です。
現在使用している薬剤が分かるものをご持参ください。
海外から輸入された薬剤やオリジナル配合薬などを使用している場合には、含まれている成分・用量を確認したうえで、今後の治療についてご相談します。
薄毛・抜け毛が気になったらご相談ください
AGAは徐々に進行するため、「まだ治療するほどではないかもしれない」という段階でもご相談いただけます。
当院では、薬を処方することだけを目的とせず、まず頭皮・毛髪の状態を診察し、本当にAGAなのかを確認することを大切にしています。
そのうえで、日本皮膚科学会のガイドラインに沿い、国内で承認された治療薬を基本として、患者様の状態やご希望に合わせた治療をご提案します。
薄毛や抜け毛が気になり始めた方は、お気軽にご相談ください。
