形成外科診療開始・副院長就任のご挨拶
当院は、1991年の開院以来、35年間にわたり地域の皆さまとともに歩んでまいりました。
2026年4月、つぐ内科はつぐクリニック阿佐ヶ谷として新たな一歩を踏み出しました。
形成外科診療を開始し、私 継 渉が副院長として診療に携わることとなりました。
内科診療に加え、形成外科という専門性を取り入れることで、これまで以上に幅広いお悩みに対応できるクリニックを目指してまいります。
医師を志した原点
幼い頃から、両親が病気だけを診るのではなく、その方の生活や背景にも寄り添いながら診療を続ける姿を見て育ったことが、私が医師を志した原点です。
患者さん一人ひとりとの信頼関係を大切にし、地域に根差した医療の大切さを、自然と学びながら育ちました。
一方で、医師としては、まず形成外科医として専門性を磨き、自分にしかできない医療を身につけたいという思いが強くありました。
ラクロスで培ったより良い結果を追求する姿勢
学生時代からラクロスに打ち込み、日本代表として世界大会に4回出場しました。
競技では、自ら課題を見つけ、考え、工夫し、改善を積み重ねることが求められます。その経験を通して培われたより良い結果を追求し続ける姿勢は、現在の形成外科診療にも深く通じています。
形成外科は、単に病気やけがを治すだけの診療科ではありません。
どうすれば機能をより回復できるか。
どうすればよりきれいに治せるか。
患者さんにとって最も良い選択肢とは何か。
そこまで考え抜き、機能と見た目の双方から最善を目指す診療科です。
そして、その結果が患者さんの生活の質や笑顔として目に見える形で現れる診療科でもあります。
だからこそ、一つひとつの診断や手技に妥協はありません。
常により良い治療を追求し、学び続け、改善を積み重ねていくことに大きな魅力を感じ、自分に最も合う専門分野として形成外科を選びました。
地域で形成外科診療を始める決意
そのため、形成外科専門医として大学病院や基幹病院で経験を積み、自分の専門性をさらに深めていくことが、自分の進む道だと考えていました。専門分野も異なる実家のクリニックで診療することは、あまり考えていませんでした。
また、形成外科クリニック自体がまだ少なく、内科クリニックの中で形成外科診療を始めるという形には、診療体制や設備、運営など、多くの課題があることも分かっていました。
しかし、父の急逝という大きな出来事をきっかけに、自分自身のこれからを改めて考えるようになりました。
地域で長年築いてきた患者さんとの信頼や絆の大きさを目の当たりにし、専門分野は違っても、その想いや地域への責任は受け継ぐことができるのではないか。そう考えるようになりました。
そして、前例が少ないからこそ、創意工夫によって地域のためにできることがある。そう考え、形成外科診療を始める決意をしました。
形成外科を地域の皆さまにとってもっと身近な存在に
形成外科は、一般の方には整形外科と間違われることも少なくありません。
しかし実際には、けがややけど、傷あと、皮膚のできもの、巻き爪、眼瞼下垂、再建手術など、傷を治し、形と機能を整えることを専門とする診療科です。
病院では、各診療科で治療に難渋した傷や創傷について相談を受けることも多く、形成外科は傷を治し、機能と見た目の両面から支えるスペシャリストとしての役割を担っています。
だからこそ、大学病院や基幹病院だけでなく、地域の皆さまにも形成外科という診療科をもっと知っていただき、身近な存在として感じていただきたいと思っています。
「形成外科に相談してよかった。」そう思っていただける患者さんを一人でも増やし、形成外科が地域の皆さまにとって、困ったときに気軽に相談できる身近な存在になること。それが、私の目標です。
現在の診療体制と新しい価値を加えること
現在は、院長が内科診療を担当し、私が副院長として形成外科診療を担当しています。
内科に加え、形成外科という新たな専門性を地域医療に取り入れることで、これまで以上に地域の皆さまのお役に立てるクリニックを目指しています。
けが、傷あと、皮膚のできもの、巻き爪、眼瞼下垂、多汗症など、どこへ相談したらよいか分からない。そんな症状についても、地域で気軽に相談できる存在でありたいと思っています。
また、大切にしたいことがもう一つあります。
それは、これまで築いてきたものを大切にしながら、新しい価値を加えていくことです。
電子カルテ、WEB予約システム、LINEでのご相談、キャッシュレス決済など、時代に合わせた利便性を取り入れる一方で、お電話や対面でのご相談も大切にし、幅広い世代の皆さまが安心して受診できる環境づくりに取り組んでいます。
一方で、内科と形成外科で診療時間が異なるなど、ご不便をおかけしている点もございます。
新しい仕組みを取り入れながらも、35年間地域で培ってきた相談しやすさや、顔の見える医療は決して失わず、大切に受け継いでいきたいと考えています。
実際には、想像以上に試行錯誤の連続で、今も診療内容や運営体制、システムを日々見直しながら改善を重ねています。
これからも患者さんやスタッフの声を大切にし、診療の質と利便性の両方を高めながら、地域の皆さまにとってより良いクリニックへと成長していきたいと思っています。
身近で頼れるクリニックを目指して
ラクロスを通して学んだ挑戦する姿勢。形成外科医として培ってきた専門性。そして、両親から受け継いだ地域医療への想い。
そのすべてを大切にしながら、一人ひとりの患者さんに真摯に向き合い、地域の皆さまにとって困ったら、まず相談してみようと思っていただける、身近で頼れるクリニックを目指してまいります。
地域の皆さまに安心してご相談いただけるクリニックであり続けられるよう、これからも努力を重ねてまいります。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
副院長 継 渉
主な略歴
これまで大学病院・基幹病院での形成外科診療に加え、美容外科・美容皮膚科診療にも携わり、保険診療から美容医療、新生児からご高齢の方まで幅広い疾患の診療・手術を経験してまいりました。地域医療に携わる現在も、その経験を日々の診療に生かしています。
- 慶應義塾大学医学部 卒業
- 横浜市立市民病院 初期臨床研修
- 慶應義塾大学病院 形成外科学教室 入局
主な勤務病院
- 慶應義塾大学病院
- 埼玉医科大学総合医療センター
- 国際医療福祉大学三田病院
- 東京都立小児総合医療センター
- 国立成育医療研究センター
- 川崎市立川崎病院
- さいたま市立病院
2026年4月 つぐクリニック阿佐ヶ谷 副院長
現在も、さいたま市立病院形成外科にて非常勤医師として診療を継続しています。
地域のクリニックで診療を行う一方、基幹病院での診療・指導を継続することで専門性を維持・発展させ、その経験や最新の知見を地域医療へ還元できるよう努めています。
そのため、当院での形成外科診療日は限られておりますが、より質の高い医療を地域の皆さまへ提供できるよう、日々研鑽を続けています。
